クラリティ法案5/14審議目前|BTC ETF 6週連続流入で8万ドル回復 — 5月12日

2026-05-12

予測市場が示す市場心理

詳細 →

今週のETH $2,300超え(5/13時点)

参加者の意見が二分 — 市場は方向感を探っている

60%

今日の予測

今日のBTC $80,000超え84%
今日のETH $2,400超え1%

今週の予測

今週のETH $2,300超え(5/13時点)60%
今週のBTC $78,000維持(5/15時点)88%

今月の予測

BTC、5月中に $75,000まで下落39%
SOL、5月中に $100到達75%
BTC、5月中に $90,000到達18%

Polymarket参加者の売買に基づく予想確率。予測市場トラッカーで詳細を確認。

5月12日の暗号資産市場は、米国「Clarity Act」の5/14マークアップを目前に控えた規制期待と、ETF・ETPへの資金回帰が重なり、BTC価格は8万ドル台を回復した。日本ではJVCEAが審査体制の第三者委員会化を発表、英中銀総裁が米ステーブルコイン規制に懸念を示すなど、規制サイドの動きが活発化した1日となった。Circle・BlackRockなどステーブルコイン関連の資本動員も加速、基盤レイヤーではSolanaのAlpenglowやZcashの耐量子化など技術競争のテーマも前進している。

今日のポイント
  • Clarity Act、5/14上院銀行委マークアップ。ABAがステーブルコイン報酬条項の修正要求
  • 暗号資産ETPに先週8.58億ドル流入、BTC現物ETFは6週連続純流入で約975億円
  • Kraken運営Payward、OCC連邦信託免許を申請+Leap社を6億ドルで買収
  • Circle、Arcトークン先行販売で222Mドル調達/BlackRockがトークン化MMFをSEC申請
  • JVCEA、暗号資産審査の第三者委員会設置を発表(金商法移行に向け体制強化)
  • Solana「Alpenglow」テストネット稼働、Zcashは量子耐性ウォレットを1か月以内に導入

クラリティ法案、5/14マークアップ直前で攻防激化

米国上院銀行委員会は2026年5月14日に「Clarity Act(デジタル資産市場明確化法案)」のマークアップを実施する。法案は暗号資産の証券/コモディティ区分、取引所登録、ステーブルコイン規律などを一本化し、7月4日までの完全通過が掲げられている。一方、米銀行協会(ABA)CEOは委員らへの書簡で、ステーブルコイン保有者への利息・報酬支払いを禁止する条項の強化を要求し、銀行預金との競合を抑え込みたい構えだ。これに対し業界側は、DeFi開発者保護を明文化する「ブロックチェーン規制確実性法案」を統合し民主党票の確保を狙う。

党派的投票が予想される中、ステーブルコイン報酬条項の最終的な文言と、DeFi開発者保護の取扱いが法案通過の鍵を握る。マークアップの結果次第で、ステーブルコイン発行体・銀行・DeFiプロジェクトの事業前提が大きく動く可能性が高い。

BTC現物ETFに6週連続流入、ETPは先週8.58億ドル流入で8万ドル台回復

CoinSharesの集計によると、暗号資産投資商品(ETP)には先週8.58億ドル(約1,300億円)の純流入が記録され、資金はBTC・ETH・XRP・SOLに分散流入した。BTC現物ETFは6週連続の純流入で先週単独で約975億円を吸収し、機関投資家マネーの戻りを示唆している。価格面ではBTCが一時8万ドルを突破、執筆時点で81,000ドル前後で推移し、ETHは2,330ドル付近、XRPは1.46ドルで取引されている。中東情勢の緩和期待とClarity法案進展への楽観が買い材料として効いた。

短期的にはマークアップ結果と地政学要因に左右されやすい局面が続くが、ETPへの資金フローが反転している点は中期トレンドの底堅さを示すシグナルとして注目される。

Kraken運営Payward、OCC連邦信託免許を申請+Leap社を6億ドル買収

米暗号資産取引所Krakenを運営するPaywardは、通貨監督庁(OCC)に対し連邦信託会社免許を申請した。州単位で必要だった信託業の許認可を連邦免許に一本化することで、機関投資家向けカストディ・資産管理サービスを効率的に拡張する狙い。同社はさらに、ステーブルコイン決済基盤を持つB2B企業Leapを6億ドルで買収する契約も発表しており、取引・カストディ・決済を縦に統合する戦略を明確化した。

Coinbaseに続く大手取引所の連邦免許取得が現実味を帯びれば、米国における暗号資産インフラの「銀行化」が加速する。日本の取引所にとっても、機関投資家サービスの参考事例として注視すべき動きと言える。

Circle Arcトークン先行販売で222Mドル調達、BlackRockはトークン化MMFをSEC申請

USDC発行元のCircleは、独自ブロックチェーン「Arc」のトークン先行販売で2億2,200万ドル(約350億円)を調達した。Andreessen Horowitz主導でBlackRock・Apollo・SBIなどが参加し、評価額は30億ドルに達した。同時に発表された「Circle Agent Stack」はAIエージェントがUSDCを自律的に保有・送金できるインフラで、機械間マイクロペイメント市場を狙う。並行してBlackRockは、ステーブルコインの準備資産運用を想定したMMFをSECに登録届け出ており、トークン化MMFとステーブルコインの接続が機関側で本格化している。

ステーブルコイン経済圏のレイヤーが「決済」から「資産運用・AI連携」へと拡張している局面。USDCを軸にした金融インフラ競争は、銀行発行ステーブルコインや日本の特定信託受益権ステーブルコインにも影響する。

JVCEAが審査「第三者委員会」設置/英中銀総裁は米ステーブルコイン規制に懸念表明

日本暗号資産取引業協会(JVCEA)は、銘柄審査の独立性を高める第三者委員会を設置すると発表した。資金決済法から金融商品取引法への移行を見据えた体制強化と位置付けられている。海外ではイングランド銀行のベイリー総裁が、米国のステーブルコイン規制について「保有者の直接的な引き出し保証が弱いと、危機時に英国へドルトークンの引き出し圧力が集中しかねない」と警告。国際基準の整備が不可欠だと訴えた。ECB総裁からも同様の懸念が示されている。

米国はClarity Actと並行してステーブルコインを「決済資産」として開放する方向、欧州・英国は「金融安定リスク」として慎重姿勢、日本は審査ガバナンス強化と、3極で規制ベクトルが分岐している。日本企業のステーブルコイン事業設計には、米欧の差異を踏まえたクロスボーダー対応が必須となる。

Solana「Alpenglow」テストネット稼働、Zcashは量子耐性ウォレットを1か月以内に導入

Solanaは新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」のテストネット運用を開始した。既存インフラに匹敵するファイナリティの高速化を狙う大型アップグレードで、メインネット展開は2026年Q3〜Q4を予定。SuiもZK系の秘匿取引機能を年内に導入する計画を表明し、プライバシー決済領域の競争が加速している。Zcashは1か月以内に量子耐性ウォレットを導入し、2027年末までに全機能の耐量子化を完了させる方針を打ち出した。

価格・ETFといった資金フローのテーマと並行して、L1の「速度」「プライバシー」「耐量子化」という基盤テーマが再び主役に戻りつつある。技術アップグレードのロードマップはトークン需給にも中期的に効く要素で、銘柄選択時には実装進捗を継続ウォッチしたい。

ソース

クラリティ法案、5/14上院銀行委マークアップ直前で攻防

BTC現物ETFに6週連続流入、暗号資産ETPは先週8.58億ドル流入

Kraken運営Payward、OCC連邦信託免許を申請+Leap社を6億ドルで買収

Circle、Arcトークン先行販売で222Mドル調達/BlackRockはトークン化MMFをSEC申請

JVCEAが審査「第三者委員会」設置/英中銀総裁は米ステーブルコイン規制に懸念

Solana新コンセンサス「Alpenglow」テストネット稼働/Zcashは量子耐性ウォレット導入へ