Cboe、3倍レバレッジのBTC・ETH ETFをSECへ申請|SafePalで約4万人流出 — 8月17日
2026-08-17
予測市場が示す市場心理
詳細 →ETH、8月中に$2,000到達
参加者の意見が二分 — 市場は方向感を探っている
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Polymarket参加者の売買に基づく予想確率。予測市場トラッカーで詳細を確認。
週明けの相場は動きに乏しく、ビットコインは6万2,800ドルから6万3,300ドル台の狭いレンジのまま8月17日の午前を迎えた。値動きが止まっている一方で、材料の中身は少しずつ入れ替わっている。ひとつはレバレッジ商品の裾野を広げようとする動き、もうひとつはウォレット利用者の個人情報が続けて流出しているという話だ。相場が凪いでいる時期ほど、こうした周辺の変化が後から効いてくる。
- Cboe BZXが3倍レバレッジのBTC・ETH ETFの上場をSECへ申請、8月14日に公告されコメント募集中
- ウォレットのSafePalで約39,798人の氏名・配送先住所・電話番号が流出、秘密鍵とシードフレーズは無事
- 10年以上動いていないBTCが356万枚(流通供給の約17.7%)で過去最高、CZ氏は10〜20%が回復不能と推定
- JPモルガンが2025年10月にPolymarketの銀行口座を解消、一方でIPOの引受には関与したい意向
Cboe、3倍レバレッジのBTC・ETH ETFをSECへ申請
Cboe BZX Exchangeが8月10日、3倍レバレッジのビットコインETFとイーサリアムETFの上場・取引を認めるよう、規則変更案(SR-CboeBZX-2026-065)をSECに提出した。SECは8月14日にこれを公告し、パブリックコメントの募集に入っている。商品を組成するのはVolatility Sharesで、同社の3倍シリーズはビットコインとイーサリアムのほか金、銀、原油、天然ガスを含む6資産。暗号資産の2本はCMEに上場する期近・翌限月の先物を、金銀はCOMEX、原油と天然ガスはNYMEXの先物をそれぞれ参照する。承認されれば米国で初の3倍レバレッジ暗号資産ETFとなるが、登録が認められるかも上場日も決まっていない。
日次リターンを3倍にする設計は、上下動を繰り返すレンジ相場ほど基準価額が目減りしやすい。承認の可否そのものより、誰に向けた商品として置かれるのかが論点になりそうだ。
BTCは6万3,000ドル台で膠着、動かない供給が過去最高に
BTCは8月17日12時時点で6万3,325ドルと、24時間ではほぼ横ばい。同日朝方に6万2,780ドルまで下押ししたあと水準を戻した。ETHは1,901ドル、SOLは75.46ドル、XRPは1.001ドルで、主要銘柄はそろって小動きだった。
値動きの薄さと対照的に、供給側の固定化は進んでいる。CryptoQuantのDarkfost氏によると、10年以上動いていないビットコインは356万BTCに達し、流通供給量の約17.7%と過去最高を更新した。発行済みは2,007万BTCで、過去30日だけでも約1.4万BTCが新たにこの区分に入ったという。CZ氏は、既存のビットコインの10〜20%が紛失・凍結・回復不能な状態にあると推定している。イーサリアム側でも、ビットマイン(BitMine)が直近1週間で7,391ETHを積み増して保有を580万5,238ETH、供給の約4.8%まで引き上げ、うち506万7,309ETHをステーキングに回している。
一方でオンチェーンアナリストのアクセル・アドラー氏は、含み益を抱える保有者の比率が過去1カ月で48%から53%へ回復したものの、Coldcard被害による長期保有者の供給減も効いており、需要の回復は確認できていないと指摘する。
売れる玉が減っている局面では、同じ規模の買いでも価格が動きやすくなる。ただし供給が細ることと需要が戻ることは別の話で、いまの膠着はまだ後者を示していない。
SafePalで約4万人の情報流出、macOS脆弱性ではモネロ採掘
ウォレット提供元のSafePalが8月16日、注文追跡システムの認可フローに不備があり、顧客情報への不正アクセスが発生していたと公表した。影響を受けたのは2025年3月2日から2026年4月11日に注文した約39,798人で、氏名、メールアドレス、配送先住所、電話番号、購入内容が流出した。シードフレーズ、秘密鍵、ウォレットのパスワード、銀行口座情報、クレジットカード番号、身分証番号は含まれないとしている。最初の報告は5月上旬にあったが当初は個別事案と判断され、7月上旬にRedditやTrustpilotで苦情が相次いだのを受けて注文処理の検証と再構築に着手した。同社は30件以上の詐欺サイトとフィッシングリンクを特定・削除したとも説明している。
同じ週末には、オランダの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)がmacOSの「画面共有」機能の脆弱性(CVE-2026-65400)の悪用を報告した。認証情報なしでリモートデスクトップ機能にアクセスできる認証バイパスで、侵害された端末ではモネロ(XMR)の不正マイニングが行われていた。アップルは8月6日にパッチを公開済みで、macOS Tahoe 26.6.1、Sequoia 15.7.9、Sonoma 14.8.9で修正されている。
秘密鍵が無事でも、住所と電話番号が出た時点で偽サポートや偽の配送物の標的になる。Trezor、Coldcardと続いた流れと同じで、ハードウェアウォレットの利用者は購入履歴が漏れている前提で連絡を疑ったほうがいい。
JPモルガン、Polymarketの銀行口座を解消
英フィナンシャル・タイムズが8月15日、JPモルガン・チェースが2025年10月にPolymarketとの銀行取引を打ち切り、別の金融機関への切り替えを求めていたと報じた。移管先は特定できていないという。Polymarket側は、複数の事業体や業務上の連携、顧客資金フローの取り扱いを通じてJPモルガンとは緊密で活発な関係を維持しているとコメントしている。報道によれば、JPモルガンは将来のIPOで引受業務に関与することを狙っており、2月にはマイアミで開いたプライベートバンキング顧客向けイベントにPolymarketのCEOを登壇させた。
口座は切るが上場の主幹事には入りたい、という距離の取り方に銀行側の見方が表れている。予測市場が規制リスクと商機のあいだのどこに置かれているかを読む材料になる。
Coinbase、アブダビで金融サービス許可を取得
Coinbaseが8月11日、アブダビの国際金融センターADGMの金融サービス規制庁(FSRA)から金融サービス許可(FSP)を取得したと発表した。認められた業務は投資取引の手配とカストディの提供で、アブダビにトークン化証券とオンチェーン資本市場のハブを、ドバイにデリバティブ事業のハブを置く構想を示している。英国では8月6日から、約4,000銘柄の米国株取引を順次提供し始めた。7月7日に取得した投資サービスの認可に基づくもので、株式の売買そのものに手数料は課さない一方、清算や保管などの手数料が適用される場合があるとしている。
暗号資産の取引所が現地免許を積み上げ、証券と資本市場の側へ寄っていく流れが続いている。いずれも日本の利用者向けのサービスではないが、取引所が今後どこで稼ごうとしているかは読み取れる。
Step App、8月21日までに全サービス終了
歩行や運動に応じて報酬を得るMove-to-Earnアプリ「Step App」が、8月21日までに全サービスを終了する。8月6日に公式Xで発表したもので、ロック中のトークンのアンステークや、取引所で持っているポジションの整理を利用者に案内している。独自トークンFITFIは、2022年5月5日に付けた最高値約0.73ドルに対し、8月7日時点で約0.00016ドルと、99.9%以上下落した水準にある。
報酬の原資をトークン価格に依存する設計は、価格が落ちると運営そのものが続かなくなる。終了の告知は急でも、期限までにやることは決まっている。まずアンステークと出金の導線を確認したい。
ソース
BTCは6万3,000ドル台で膠着、動かない供給が過去最高に
SafePalで約4万人の情報流出、macOS脆弱性ではモネロ採掘
JPモルガン、Polymarketの銀行口座を解消
Step App、8月21日までに全サービス終了