日本のステーブルコイン規制・ルールの経緯

改正資金決済法を軸に、日本円ステーブルコイン(JPYC・JPYSC 等)の制度と発行体の動きを時系列・因果で整理する。

サマリー

2021年3月、GMO-Z.com Trustが米国で円建てステーブルコインGYENと米ドルZUSDを提供開始。2022年1月、金融審議会がステーブルコインを「デジタルマネー類似型」と「暗号資産型」に分類し、規制の枠組みを提言。同年2月、三菱UFJ信託銀行が「Progmat Coin」を発行。3月、金融庁が資金決済法改正案を国会提出。5月、テラ(Terra/UST)の暴落が発生。6月、改正資金決済法が参院本会議で可決・成立し、ステーブルコインの規制が導入。2023年6月、改正法が施行され、国内での法定通貨裏付けステーブルコインの発行が可能に。同年9月、JPYC社が第三者型前払式支払手段ライセンスを取得。2024年4月、北國銀行が国内初の預金型ステーブルコイン「トチカ」をローンチ。2025年3月、SBI VCトレードが国内初の電子決済手段等取引業者として登録。同年10月、3メガバンクがProgmat基盤で円建てステーブルコインの共同発行を検討。2026年2月、JPYCが日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」をリリース。同年5月、金融庁が改正資金決済法の政令・府令を公布し、6月から施行。

更新: 2026-06-21

直近の動き

2026年6月2日、自民党ブロックチェーン推進議員連盟は、円ステーブルコインのアジア決済活用を政府に提言した。また、金融庁は5月22日に改正資金決済法の政令・府令を公布し、6月1日に施行を開始。同日、LINE NEXT社はweb3ウォレット「Unifi」に日本円ステーブルコイン「JPYC」を正式採用した。さらに、5月19日に金融庁は外国の信託型ステーブルコインを電子決済手段として認定する内閣府令改正を公布し、6月1日に施行される。 (最新更新: 2026-06-02)

時系列

  1. 2021
  2. GMO-Z.com Trust Company円建てステーブルコインGYENと米ドルZUSDの提供を米国で開始

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  3. 2022
  4. 金融庁金融審議会 資金決済WG報告でステーブルコイン規律の方向性を提示

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  5. 金融審議会 資金決済ワーキング・グループ報告書を公表し、ステーブルコインを「デジタルマネー類似型」と「暗号資産型」に分類し、法定通貨連動型の発行・流通規制の枠組みを提言

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  6. 日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)ステーブルコインの規律に関する提言を公表

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  7. 三菱UFJ信託銀行日本円連動型ステーブルコイン「Progmat Coin」発行を正式発表

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  8. 金融庁資金決済法改正案を国会提出(ステーブルコイン規制導入)

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  9. テラ(Terra/UST)ドルとの連動性を失い価格が暴落

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  10. ステーブルコイン発行者発行を銀行・資金移動業者・信託会社に限定、仲介者は登録制に

    regulation3件の報道出典1出典2出典3
  11. 改正資金決済法参院本会議で可決・成立(ステーブルコイン規制導入)

    regulation4件の報道出典1出典2出典3出典4
  12. 改正資金決済法令和4年6月10日公布・1年以内に施行

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  13. GMO-Z.com Trust(GYEN発行)アルゴリズム型ステーブルコインの脆弱性を指摘する記事を発表

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  14. Progmat Coinクロスチェーン決済を2024年までに商用化目標

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  15. 三菱UFJ信託銀行ステーブルコインとデジタル証券のクロスチェーン決済をDatachainと開発・商業化へ

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  16. FTX破綻(海外親会社倒産時の国内資産流出リスクの教訓に)

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  17. ステラ開発財団GMOトラストと提携

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  18. 日本の金融庁アルゴリズム型ステーブルコインに対する規制強化の可能性を示唆した

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  19. 三菱UFJ信託銀行など7社デジタルアセット共通インフラ合弁会社Progmatを設立へ

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  20. 金融庁令和4年改正資金決済法の政令・内閣府令案等を公表(電子決済手段等取引業の登録手続等を整備)

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  21. 改正資金決済法2023年施行に合わせガイドライン適用・26日以降意見募集

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  22. 金融庁(FSA)海外発行ステーブルコインの国内流通解禁へ(報道)

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  23. 2023
  24. 電子決済手段等取引業者海外発行SC取扱いに買取義務・資産保全が課題

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  25. 三菱UFJ信託銀行ら国内ステーブルコイン相互運用(PVP決済)の実証実験を実施

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  26. JPYC社第三者型前払式支払手段発行者の登録完了

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  27. 改正資金決済法施行され、法定通貨裏付けステーブルコインの国内発行が可能に

    regulation4件の報道出典1出典2出典3出典4
  28. JPYC資金移動業の登録を経て円建てステーブルコインを年内発行する計画

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  29. G.U.テクノロジーズ地方銀行にステーブルコイン技術を提供、地銀の発行検討が広がる

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  30. 三菱UFJ信託銀行Datachain・TOKIと提携しProgmat Coinのクロスチェーン基盤を構築へ

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  31. MUFG海外向けステーブルコイン発行を海外事業者と協議中

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  32. PayPalステーブルコインPYUSDをローンチ

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  33. 三菱UFJ信託銀行グローバル流通可能な信託型「国産ステーブルコイン」発行の共同検討を開始

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  34. 三菱UFJ信託銀行ら8社株式会社Progmat設立の株主間契約締結に合意

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  35. JPYC社第三者型前払式支払手段ライセンスを取得

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  36. 三菱UFJ信託銀行Binance JapanとProgmat協業で新ステーブルコインの共同検討を開始

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  37. 三菱UFJ信託銀行Gincoらと業界横断ステーブルコイン「XJPY」「XUSD」の共同検討を開始

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  38. SBIホールディングスCircleと包括的業務提携の基本合意、USDC国内流通を目指す

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  39. SBI VCトレード電子決済手段等取引業の登録取得を目指しUSDC取扱いを計画

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  40. 日本改正資金決済法で電子決済手段等取引業ライセンスが取扱い前提

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  41. JPYC三菱UFJ信託・Progmatと信託型「JPYC(信託型)」発行の共同検討を開始

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  42. 2024
  43. Coincheck電子決済手段等取引業の登録取得を条件にUSDC取扱いを推進

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  44. 北國銀行国内初の預金型ステーブルコイン「トチカ」をローンチ

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  45. 野村ホールディングス・Laser Digital・GMOインターネットグループ日本円・米ドルのステーブルコイン発行検討で基本合意書を締結

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  46. ProgmatDatachainとSC国際送金基盤「Project Pax」を開始

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  47. 金融庁資金決済法改正に向けた金融審議会作業部会を開催

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  48. 金融庁JVCEAを電子決済手段等取引業等の認定資金決済事業者協会に認定

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  49. 2025
  50. 金融庁暗号資産・ステーブルコインの送金決済規制見直しの制度改革案を提示

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  51. 金融庁金融審議会が資金決済WG報告書を承認、SC運用柔軟化と利用者保護強化へ

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  52. SBI VCトレード電子決済手段等取引業者として国内初登録(第00001号)を完了

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  53. 日本政府資金決済法改正案を閣議決定し国会に提出

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  54. ジーニアス法(GENIUS Act)2025年7月施行でステーブルコイン発行に連邦銀行免許取得を義務化

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  55. JPYC資金決済法に基づく資金移動業者(第二種)の登録を取得

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  56. ソニー銀行子会社Connectia Trust通じ米OCCに国家銀行免許を申請

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  57. 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行(3メガバンク)Progmat基盤・信託型で円建てステーブルコインの共同発行を検討(報道)

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  58. JPYC株式会社日本初の円建てSC「JPYC」とプラットフォーム「JPYC EX」を正式リリース

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  59. 令和7年資金決済法改正サービス仲介業を金融規制の枠組みに組み込む方針

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  60. 2026
  61. JPYC株式会社シリーズBラウンドのファーストクローズで17.8億円の調達完了を発表(累計発行額13億円突破、月次平均約69%成長)

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  62. SBIホールディングス・Startale円建てステーブルコイン共同開発の基本合意書を締結

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  63. 片山さつき財務大臣MoneyX 2026にて円建てステーブルコインの社会実装推進を表明、今夏の金融庁内専門局新設を正式表明

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  64. 円建てステーブルコイン累計発行額10億円突破、三メガバンクの実証実験開始

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  65. SBIホールディングスMoneyX 2026でスターテイルグループと共同開発する円建てステーブルコイン「JPYSC」を発表(2026年第1四半期ローンチ予定)

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  66. メタプラネットJPYC株式会社に最大4億円を投資する方針を発表(2026-03-12)

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  67. 金融庁令和7年資金決済法改正の概要を公開

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  68. 金融庁第221回国会に金融商品取引法及び資金決済に関する法律の一部を改正する法律案を提出

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  69. 金融庁公式資料でJPYCを「資金移動業」と初めて明示

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  70. JPYC株式会社発行7ヶ月で総取引高350億円超を達成

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  71. SBIホールディングス「SBIネオメディアサミット2026」で信託型円建てステーブルコインJPYSCの6月末発行・ライブドアのグループ参画・スーパーアプリ構想を発表

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  72. 金融庁外国の信託型ステーブルコインを電子決済手段として認定する内閣府令改正を公布(6月1日施行)

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  73. 金融庁改正資金決済法の政令・府令を公布し、6月1日から施行

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  74. LINE NEXT社web3ウォレット「Unifi」に日本円ステーブルコイン「JPYC」が正式採用

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  75. 金融庁「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」制度を開始

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  76. 自民党ブロックチェーン推進議員連盟円ステーブルコインのアジア決済活用を政府に提言

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解説

日本のステーブルコイン規制は、2022年のTerra/UST崩壊を契機に整備が進み、2026年の改正施行で円建てステーブルコインの社会実装段階に入った。ここでは経緯のポイントを整理する(各出来事の日付・出典は時系列、事象どうしのつながりは因果関係グラフを参照)。

なぜ規制が始まったか

2022年5月のTerra/UST崩壊で、裏付けの弱いステーブルコインが連鎖的に暴落するリスクが世界的に表面化した。日本はこれを受け、同年6月に改正資金決済法を成立させ、ステーブルコインを「電子決済手段」と法的に定義。発行者を銀行・資金移動業者・信託会社に限定し、流通を担う仲介者を登録制とする枠組みを各国に先駆けて整えた(2023年6月施行)。利用者保護を前提に「発行」と「流通」を分離したのが特徴だ。

制度の骨格

  • 発行体の限定 — 銀行/資金移動業者/信託会社のみが発行できる
  • 流通の登録制 — 流通は「電子決済手段等取引業」の登録が必要
  • 自主規制の整備 — 2024年10月、JVCEAが認定資金決済事業者協会となり登録・監督体制が稼働

事業者の動き

発行基盤では三菱UFJ信託の「Progmat」が先行し、8社による合弁設立やクロスチェーン送金基盤「Project Pax」など準備が進んだ。流通面ではSBI VCトレードが国内初の電子決済手段等取引業者としてUSDCの取扱いを開始(2025年3月)。発行面ではJPYC社が資金移動業者として登録され、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」を発行(2025年8〜10月)。さらに3メガバンクがProgmat基盤での共同発行を検討、ソニー銀行は子会社を通じ米国免許を申請するなど、銀行・金融グループの参入が本格化した。

令和7年(2026年)改正のポイント

2026年6月1日施行の改正で、次の3点が導入された。

  1. 媒介に特化した「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」の新設
  2. 信託型ステーブルコインの裏付け資産運用の柔軟化(一定割合まで短期国債・定期預金等を許容)
  3. 外国の信託型ステーブルコインを電子決済手段として認定する枠組み

海外発行ステーブルコインの国内取扱いルールも整備され、利用の選択肢が広がった。

論点と今後

制度が出そろい、円建てステーブルコインの社会実装(小売決済・国際送金・RWA/デジタル証券のDvP決済)が加速している。一方で、裏付け資産の運用範囲をどこまで広げるか、海外発行ステーブルコインの受け入れ条件、トラベルルール等のAML/CFT対応といった論点が残る。普及の試金石となるのは、JPYC・JPYSC(SBI×スターテイル)など円建てステーブルコインの発行残高と、決済・送金での実利用がどこまで伸びるかだ。

因果関係

ニュースから抽出した出来事(「誰が・どうなった」)をノード、「原因 → 結果」の関係を矢印で結んだ因果ネットワークです。 ノードは大きいほど多くの出来事とつながる=影響が大きいことを示し、色は前向き(緑)/後ろ向き(赤)/中立(灰)を表します。ノードをクリックすると、その出来事の詳細・原因/結果のつながり・出典が開きます。 ドラッグやホイールで移動・拡大でき、拡大すると表示範囲のラベルが増えます。下の「主な因果の流れ」は、この図から読み取れる代表的な流れをAIが抜き出したものです。

見方:大きいほど影響大(因果のつながり数)前向き後ろ向き中立/ 矢印 = 原因→結果

ノードをクリックで詳細・原因/結果のつながり・出典。ドラッグで移動、右上の + / − で拡大・縮小。ラベルは影響の大きい事象のみ表示。

主な因果の流れ

出来事のつながりを生成AIで抽出・推定したものです。精度には限界があり、必ずしも正しいとは限りません。

1

法整備が円建てステーブルコイン発行を後押し

  1. 改正資金決済法の整備・施行
  2. ステーブルコインの制度的明確化(電子決済手段/資金移動業)
  3. JPYC・SBI(JPYSC)の発行・調達・採用が加速

改正資金決済法の整備(電子決済手段としての位置づけ・JPYCの資金移動業明示)の前進と前後して、JPYCの資金調達(17.8→46→約50億円)・取引高350億円超、SBIの信託型円建てSC「JPYSC」発行計画が進んだ。法整備が発行体の動きを後押しした、という見立て。

2

外国ステーブルコインの国内取扱いが解禁へ

  1. 外国信託型ステーブルコインを電子決済手段として認定(府令改正・6/1施行)
  2. 国内での外国SC取扱いの制度的道筋
  3. 国内発行体(JPYC/JPYSC)と外国SC(USDC等)の併存・競争

2026年5月の府令改正で外国の信託型ステーブルコインが電子決済手段として認定され(6/1施行)、国内での外国SC取扱いの制度的道筋ができた。国内発行のJPYC/JPYSCと外国SCが国内市場で併存しうる環境に向かう、という見立て。

3

海外ステーブルコイン(USDC)の国内上陸

  1. SBI×Circle 提携
  2. SBI VC 国内初登録(電子決済手段等取引業 第1号)
  3. USDC 国内一般取扱を開始

改正法の登録制の下、SBIホールディングスがCircleと提携し、SBI VCトレードが国内初の電子決済手段等取引業者として登録、USDCの国内一般取扱を実現した。海外発行ステーブルコインが規制枠組み経由で国内流通する最初のルート。

4

令和7年改正(仲介業・裏付け柔軟化)への流れ

  1. 金融審議会 作業部会
  2. 改正案 閣議決定・国会提出
  3. 令和7年改正 公布・6/1施行
  4. 仲介業の新設・裏付け資産の柔軟化

作業部会の議論を起点に改正案が閣議決定・国会提出され、令和7年改正として公布・2026年6月1日施行。媒介に特化した仲介業の新設と信託型の裏付け資産運用の柔軟化が柱で、第一次規制の運用課題を制度的に手当てした。

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