OMGネットワーク(OMG)とは
OMGネットワーク(OMG Network、OMG)は、タイの決済企業Omise(オミセ)が2017年に「OmiseGO(オミセゴー)」として立ち上げたプロジェクトを前身とする。当初はイーサリアムの送金や価値の移転を安く・速く処理するためのレイヤー2(スケーリング技術)として、Plasmaと呼ばれる仕組みをベースに開発された。2017年のトークンセールやVitalik Buterin氏らの関与もあって、初期から注目を集めたプロジェクトのひとつである。
2020年に名称を「OMG Network」へと改め、運営はOMG Foundationが担う体制になった。2021年にはインフラ企業Enya Labsと組み、イーサリアムのレイヤー2「Boba Network」をスピンオフ。このとき、OMG保有者に対してBOBAトークンが1対1でエアドロップされ、以降の開発の主軸はBoba側へと移っている。OMGはネットワークの手数料支払いやステーキングに使われる設計のトークンとして発行された。
価格推移と主要イベント
OMGは2021年の強気相場で月内高値15ドル台まで上昇し、レイヤー2「Boba Network」を発表した2021年11月には20ドル台を記録した。その後は長期的に水準を切り下げ、2024年にはBinanceがOMGの取引を終了して、USDT建ての月足データはこの月で途切れている。2026年6月時点の現値は他取引所ベースで0.05ドル前後となっている。
OMG(旧OmiseGO)価格推移と主要イベント(USD)
OMGの注目ポイント
- イーサリアムのレイヤー2という分野を初期から手がけたプロジェクトとしての知名度
- 発行上限が固定され、全量が発行済みでインフレ要因が小さい設計
- 後継のBoba Networkを通じて、技術・コミュニティが引き継がれている
投資前に知っておきたい注意点
- 開発の主軸が後継のBoba Networkへ移り、OMG単体での新規開発は限定的とされる
- Binanceなど一部の海外取引所では取引が終了しており、流動性が低下している
- レイヤー2は競合が非常に多く、価格は2021年の高値から大きく下落している
- 価格や取り扱いの最新状況は、公式発表やBoba Network側の動向もあわせて確認したい