ボバネットワーク(BOBA)とは
ボバネットワーク(Boba Network、BOBA)は、イーサリアムの取引を高速・低コストにするレイヤー2スケーリングソリューション。技術的にはオプティミスティック・ロールアップを採用する。プロジェクトは、決済ネットワーク「OMG Network(旧OmiseGO)」の流れを汲み、インフラ企業Enya Labsらが「OMGX」として2021年に立ち上げたものを前身とし、後にBoba Networkへと名前を変えた。BOBAトークンは、当時のOMG保有者へ1対1でエアドロップされた経緯を持つ。
特徴は「Hybrid Compute(ハイブリッド・コンピュート)」と呼ばれる機能で、スマートコントラクトからブロックチェーン外のWebサービスやAPI、AIモデルなどを呼び出せる。これにより、オンチェーンだけでは難しい処理を組み合わせたアプリを作れるようにしている。Boba Networkはイーサリアム上だけでなくBNBチェーン上にも展開するマルチチェーン構成を採り、2024年にはイーサリアムのBedrock技術を取り込む「Anchorage」アップグレードを実施した。BOBAはガバナンスやネットワーク運営、報酬などに使われる。
BOBAの将来性のポイント
- 外部のWeb API/AIを呼び出せるHybrid Computeという独自機能
- イーサリアムとBNBチェーンにまたがるマルチチェーン展開
- OMG Networkから続く開発の蓄積とコミュニティ基盤
- Bedrockベースへの更新(Anchorage)など継続的な技術改良
投資前に知っておきたい注意点
- レイヤー2は競合が非常に多く(Arbitrum・Optimism・Baseなど)、利用者・開発者の獲得競争が激しい
- 利用量(オンチェーン活動)が相対的に小さく、実需の拡大が価格の前提になる
- シーケンサーなど運営の中央集権性は、ロールアップ共通の論点として残る
- Hybrid Computeの需要が限定的にとどまれば、トークンの価値につながりにくい