エルフ(aelf/ELF)とは
エルフ(aelf、ELF)は、2017年に発足したレイヤー1(独自のメインチェーンを持つ)ブロックチェーン。最大の特徴は「マルチチェーン」設計で、1本のメインチェーンと、用途ごとに分かれた複数のサイドチェーン(dAppチェーン)を組み合わせる。取引やスマートコントラクトをサイドチェーンに分散して並列処理することで、ネットワーク全体の処理性能を引き上げることを狙っている。創業者はMa Haobo(マ・ハオボー)氏で、テストネットを経てメインネットは2020年12月に稼働した。
メインチェーンはネットワークの土台として全体を取りまとめ、サイドチェーンはそれぞれ独立して特定の用途(DeFi、NFT、企業向け業務など)を担う構成になっている。近年はこの並列マルチチェーン基盤の上にAIを組み合わせる方向性を打ち出している。ELFはネットワーク手数料の支払い、サイドチェーン利用の費用、ノード運営の担保、ガバナンス投票などに使われるトークンである。
価格推移と主要イベント
ELFは2021年の強気相場で月内高値1.3ドル台を付けた(BinanceのUSDT建て月足はこの月から確認できる)。その後は長期的に水準を切り下げつつ、2024年3月に0.7ドル台へ反発する場面もあった。2025年4月にはBinanceがELFの取引を終了し、USDT建ての月足データはこの月で途切れている。2026年6月時点の現値は他取引所ベースで0.06ドル前後となっている。
ELF(aelf)価格推移と主要イベント(USD)
エルフの将来性のポイント
- メインチェーン+複数サイドチェーンによる並列処理で高い処理性能を狙う設計
- 近年掲げるAIとブロックチェーンの統合という方向性
- 用途ごとにサイドチェーンを分けられる、企業向けを意識した構成
- 発行上限が10億枚に固定されており、追加発行によるインフレ余地が限られる(流通は約8.2億枚・約82%、2026年6月時点)
投資前に知っておきたい注意点
- レイヤー1は競合が非常に多く、開発者・アプリの獲得競争が激しい
- AI関連の打ち出しは実用化が道半ばで、実需につながるかは未知数
- Binanceでは取引が終了しており、海外での流動性が低下している
- 価格は2021年の高値から大きく下落しており、戻り売り圧力が残りやすい