メイカー(MKR/新SKY)とは
メイカー(MKR)は、分散型のステーブルコイン発行プロトコルとして知られるMakerDAO(現Sky)のガバナンストークン。MakerDAOは、暗号資産を担保にして米ドルに連動するステーブルコインDAIを発行する仕組みを提供し、DeFi(分散型金融)の草分け的存在として発展してきた。
MKRの保有者は、安定化手数料の料率や、どの資産を担保として受け入れるかといった重要なパラメータを投票で決定できる。2024年9月、プロトコルは「Sky」へとリブランドし、ガバナンストークンをMKRからSKYへ、ステーブルコインをDAIからUSDSへ移行する方針を打ち出した。MKRは1MKR=24,000SKYの比率でSKYへ交換でき、当面は両トークンが併存する形となっている。
価格推移と主要イベント
2020年7月のBinance上場時は500ドル台で取引され、2021年5月には月内高値6,348ドルの史上最高値圏まで上昇した。弱気相場で2022年12月に500ドル付近まで下落した後、2024年3月には4,050ドルまで反発。2024年9月のSkyへのリブランドでMKRはSKY(1MKR=24,000SKY)への移行が始まり、Binanceは2025年9月にMKR現物を上場廃止した。下のチャートは2025年10月以降をSKY価格×24,000でMKR換算し、連続して表示している。
MKR(新SKY)価格推移と主要イベント(USD)
MKRの将来性のポイント
- ステーブルコインDAI(現USDS)を支える、DeFiの代表的プロトコルのガバナンストークン
- Skyへのリブランドを通じてエコシステムの拡張(USDS・SKY・サブDAO構想)が進む
- 担保資産に現実資産(RWA)を取り込むなど、安定資産の裏付け多様化を継続
投資前に知っておきたい注意点
- SkyへのリブランドでガバナンストークンがMKRからSKYへ移行する過渡期にあり、MKRの今後の位置づけが変化しうる
- Sky移行に伴い、Binanceなどの海外取引所に続き国内取引所でもMKRの取り扱い終了が相次いでおり、取引できる場が変わっている
- 供給量が固定でなく、プロトコルの状況に応じて発行・バーンが行われる
- DeFi全体が市場環境・規制動向の影響を受けやすい