XDCネットワーク(XDC)とは
XDCネットワーク(XDC Network、XDC)は、シンガポール拠点のXinFin(Exchange Infinite)が2019年に立ち上げたレイヤー1(独自のメインチェーンを持つ)ブロックチェーンと、その通貨。狙いは、貿易金融・サプライチェーン・国際決済といった企業向けの実需領域で、これらをブロックチェーン上で効率化することを掲げている。EVM互換で、イーサリアム向けのスマートコントラクトや開発ツール(Solidity、MetaMaskなど)をそのまま活用しやすい。
コンセンサスにはXinFin Delegated Proof of Stake(XDPoS)という委任型の仕組みを採用し、トークン保有者は自分のXDCをバリデーターに委任できる。マスターノードになるには多額のXDCをステーキングする必要があり、効率と分散性のバランスを取る設計とされる。金融メッセージの国際標準ISO 20022への対応を打ち出しているのも特徴で、既存の金融インフラとの接続を意識している。XDCはネットワーク手数料の支払い、ノード運営の担保、各種アプリの決済などに使われる。
XDCの将来性のポイント
- 貿易金融・国際決済という実需領域への特化
- 金融メッセージの国際標準ISO 20022への対応の打ち出し
- EVM互換で既存の開発資産を活用しやすい設計
- 委任型XDPoSによる効率と分散性のバランス
投資前に知っておきたい注意点
- 企業向けブロックチェーンは実用化・採用拡大に時間がかかりやすい
- 発行上限が固定されておらず、供給量が大きい
- レイヤー1は国内外に競合が多い
- 国内では取扱が限られ、流動性が小さくなりやすい