ボルタ(旧EOS/A)とは
ボルタ(Vaulta、ティッカー: A)は、2018年にメインネットが稼働したレイヤー1(独自のメインチェーンを持つ)ブロックチェーン「EOS」が、2025年5月にブランド刷新して生まれたプロジェクト。EOSはBlock.oneによる約1年間のICO(約40億ドルを調達したとされる)を経て2018年6月に稼働し、委任型プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)による高速・低コストな処理を売りにした汎用スマートコントラクト基盤だった。
2025年5月、EOSは汎用チェーンから「Web3バンキング」へと用途を絞り込み、名称をVaultaへ、ティッカーをEOSからAへ変更した。これはチェーンを乗り換える技術的な移行ではなくブランドの転換で、旧EOSは1:1でAへ交換された。Vaultaは資産運用・決済・ポートフォリオ管理・保険の4領域を掲げ、銀行・ネオバンク向けの基盤や、ビットコイン関連の金融サービス、トークン化された実物資産(RWA)などを取り込む構想を打ち出している。Aはネットワーク手数料の支払い、ステーキング、ガバナンスなどに使われる。
価格推移と主要イベント
旧EOSは2018年のメインネット稼働時に高値15ドル台、2021年の強気相場で月内高値14.9ドルを付けた。その後は長期的に水準を切り下げ、2025年5月のVaultaへのリブランド時には0.7ドル台で推移していた。リブランド後はさらに下落し、2026年6月時点では0.06ドル前後となっている。価格チャートは旧EOS(〜2025年4月)とリブランド後のA(2025年5月〜)を1:1で通算した推移を示している。
A(旧EOS)価格推移と主要イベント(USD)
ボルタの将来性のポイント
- Web3バンキング(資産運用・決済・ポートフォリオ管理・保険)への明確な用途特化
- 旧EOSから引き継いだDPoSによる高速・低コストな処理性能
- 銀行・ネオバンク向けの基盤提供や、トークン化された実物資産(RWA)への展開構想
- 発行上限が21億Aに固定され、供給設計が明確であること
投資前に知っておきたい注意点
- Web3バンキング構想は実現が道半ばで、実需につながるかは未知数
- レイヤー1は国内外に競合が非常に多い
- リブランド前後で価格が大きく下落しており、戻り売り圧力が残りやすい
- EOS時代から開発体制やトークン設計の方針転換が続いており、前提が変わりやすい