仮想通貨レンディングの比較|国内取引所の中途解約・期間・対応銘柄の違い

レンディング(貸暗号資産)は、保有する暗号資産を一定期間取引所に貸し出し、対価として利用料を受け取る消費貸借契約のサービスです。国内では複数の取引所が提供しています。

料率は募集ごとに変動し、受付中の銘柄も入れ替わります。そこで本ページでは、毎月変わりにくい使い勝手(中途解約・貸出期間・受付方式・対象銘柄の幅・最低額)で各社を並べ、比較しやすいように整理しました。最新の料率・募集状況は各取引所の公式でご確認ください。

PR:当サイトのリンクには広告が含まれます。

仮想通貨レンディングとは?ステーキングとの違い

レンディングは、暗号資産を取引所に貸し出す消費貸借契約です。貸出中は原則ロックされ、満期または返却まで売却・送付ができません。価格が下落しても動かせないため、価格変動リスクをそのまま負います。満期に、貸した数量(元本)と利用料を受け取ります。

似た仕組みにステーキングがありますが、こちらは対象の暗号資産を保有したままネットワークの維持に参加し、その対価として報酬を得る仕組みです。資産の預け先や報酬の出どころ、ロックの前提がレンディングとは異なります。どちらも報酬を得る点は共通しますが、リスクの性質が違うため、両者を分けて理解しておく必要があります。

国内取引所のレンディングを比較

取引所中途解約解約コスト貸出期間受付・募集方式対象銘柄最低
Coincheck完全に不可(売却・出金も不可)14/30/90/180/365日から選択借入上限・先着順・承認制FLR除く全取扱い(一部受付停止)1万円相当〜
bitbank原則不可(当社が認めた場合のみ)手数料5%(税込)+利用料も放棄1年固定(募集月翌月1日起算)月次募集・上限で締切・申込≠契約成立貸出対象43銘柄募集ごと(取引画面)
SBI VCトレード途中解約なし(申込期間内の取消のみ可)コース制(例 7/28/84日・短期中心)コース制・原則申請順・不成立あり39銘柄コースごと(少額可)
OKJ可(満期前でも解約申請可)手数料なし(貸借料は放棄)コース制(例 30/60/90/180日)24時間365日受付(上限到達時は受付停止)コース制で変動(現在FNCT中心)貸出条件ごと
Binance Japan早期償還可(一部商品は不可)手数料なし(報酬は全放棄・72時間以内に元本返還)定期(Locked・商品ごと)上限枠・対象限定あり・申込翌日から運用定期28銘柄(APR毎日改定)商品ごと
GMOコイン満期償還日の5日前6:00まで受付可手数料10%(受取予定の貸借料の)+貸借料も放棄コース(1ヶ月〜)毎月15日貸出開始・募集枠制ベーシック24銘柄0.1 BTC/回 等

料率(年率)は各社とも募集月・コース・貸出数量により変動するため、比較表には含めていません。最新の料率・受付状況は各取引所の公式・会員ページでご確認ください。表の内容は各社公式ページに基づく2026年6月時点の整理です。

仮想通貨レンディングのメリット

レンディングは、当面使う予定のない暗号資産を保有したまま貸し出し、利用料を受け取れる仕組みです。値動きを狙って売買する取引とは別の選択肢として、保有を続けながら利用料を得たい場合に利用されます。

申し込みや管理は取引所のサービス上で完結し、手間が少ない点も特徴です。ステーキングに対応しない銘柄でもレンディングなら貸せる場合があり、対象銘柄の幅は取引所によって異なります。ただし利用料(料率)は募集ごとに変動し、保証されたものではありません。

デメリットとリスク(「やめとけ」と言われる理由)

レンディングが「やめとけ」と言われるのは、おもに次のようなリスクがあるためです。仕組みを理解せず生活資金で利用すると、これらの影響を受けやすくなります。

  • 貸出中は原則ロックされ、価格が下落しても満期まで売却・送付ができません。値下がりリスクをそのまま負います。
  • 消費貸借契約のため、取引所が破綻した場合に貸した暗号資産が返却されないリスクがあります。貸し出した資産は分別管理の対象外で、預金ではなく預金保険の対象でもありません。
  • 料率は募集ごとに変動し、利回りを保証するものではありません。中途解約の可否や手数料も取引所ごとに異なります(不可の取引所もあります)。
  • 国内で暗号資産交換業の登録を受けていない海外取引所は、資金決済法などによる利用者保護の対象外です。本ページでは国内登録の取引所のみを扱っています。

こうした点から、レンディングは生活資金ではなく、当面動かす予定のない余裕資金で利用する前提のサービスです。仕組みとリスクを理解したうえで、各取引所の公式情報を確認して判断してください。

目的別の選び方

中途解約のしやすさや貸出期間は各社で大きく異なります。求める使い方から、事実ベースで対応する取引所を整理しました。優劣を順位づけるものではありません。

こんな使い方なら対応する取引所(特徴)
貸出期間を自分で選びたいCoincheck(14〜365日の5段階。ただし中途解約は不可)
1年じっくり預けられるbitbank(1年固定。解約は原則不可・例外時は手数料5%+利用料も放棄)
短期で試したいSBI VCトレード(短期コース中心。ただし途中解約なし)
解約の余地を残したいOKJ(解約可・手数料なし/貸借料は放棄)・Binance Japan(早期償還可/報酬は放棄・一部不可)
コースで預けつつ満期前の解約余地が欲しいGMOコイン(満期5日前まで/手数料10%)

各取引所のレンディング解説

よくある質問

Qレンディングとステーキングの違いは何ですか?
Aレンディングは、暗号資産を取引所に貸す消費貸借契約です。貸出中は原則ロックされ、取引所が破綻した場合に貸した暗号資産が返却されないリスクがあります。ステーキングは、対象の暗号資産を保有したままネットワークの維持に参加して報酬を得る仕組みで、資産の預け方やリスクの前提が異なります。
Qレンディング中に売却・出金はできますか?
A多くの取引所では、貸出が始まると満期まで売却・出金ができません。中途解約の可否や手数料は取引所ごとに異なります。たとえばCoincheckは中途解約が一切できず、OKJは満期前でも解約を申請でき(貸借料は放棄)、bitbankは原則不可で認められても手数料5%がかかります。詳しくは上の比較表をご確認ください。
Q仮想通貨レンディングは「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
A価格が下落しても満期まで売れない、取引所の破綻時に貸した暗号資産が返却されないリスクがある、利回りが保証されない、といった理由が挙げられます。生活資金ではなく、当面動かす予定のない余裕資金で利用する前提のサービスです。仕組みとリスクを理解したうえで判断します。
Qレンディングで受け取った利用料に税金はかかりますか?
A受け取った利用料は課税対象です。具体的な扱いは国税庁のFAQや税理士等でご確認ください。
Q海外取引所のレンディングは使ってよいですか?
A国内で暗号資産交換業の登録を受けていない海外取引所は、資金決済法などによる利用者保護の対象外です。本ページでは国内登録の取引所のレンディングのみを扱っています。