ビットコインSV(BSV)とは
ビットコインSV(Bitcoin SV、BSV)は、2018年11月15日にビットコインキャッシュ(BCH)からハードフォーク(分岐)して誕生した暗号資産。「SV」は「サトシ・ビジョン(Satoshi Vision)」の略で、ビットコインの匿名の創設者サトシ・ナカモトが描いた構想を実現すると主張する。最大の特徴はブロックサイズの拡大方針で、当初128MB、2019年のQuasarアップグレードで2GBへと引き上げ、オンチェーンで大量の取引やデータを直接処理することを狙う。これは、ブロックサイズを小さく保ち別レイヤーで拡張するビットコイン(BTC)とは対照的な思想である。
BSVはCraig Wright(クレイグ・ライト)氏やCalvin Ayre氏らが主導し、Wright氏は自身がサトシ・ナカモトであると長年主張してきた。しかし2024年3月、英国の高等法院は同氏がサトシ・ナカモトではないとの判断を示している。発行上限はビットコインと同じ2,100万BSVで、同じSHA-256のProof of Work(PoW)と半減期を採用する。
BSVの特徴と注目点
- ブロックサイズを大幅に拡大し、オンチェーンでの大量取引・データ記録を狙う設計
- ビットコインと同じ2,100万枚の発行上限とSHA-256のPoW
- 「サトシ・ビジョン」を掲げる独自の思想的ポジション
投資前に知っておきたい注意点
- 創設に関わったCraig Wright氏のサトシ・ナカモト主張は、英裁判所に否定されている
- 過去にBinanceなど大手取引所で上場廃止された経緯があり、取扱う取引所が限られる
- 取扱取引所の減少は流動性(売買のしやすさ)の低下につながりやすい
- ビットコインの主流コミュニティとは思想・開発方針が大きく異なり、評価が分かれる