ビットコインキャッシュ(BCH)とは
ビットコインキャッシュ(BCH)は、2017年8月にビットコインからハードフォークして誕生した暗号資産。**「少額決済で使えるビットコイン」**をコンセプトに、ブロックサイズ上限を1MBから8MB(後に32MB)へ拡大し、手数料と処理能力を重視した設計になっている。最大発行上限2,100万枚・PoWコンセンサス・半減期サイクルはBTCと同じで、技術的なルーツを共有している。
2023年にはCashTokensを実装し、独自トークンの発行や限定的なスマートコントラクト機能を獲得。決済専用から用途の幅を広げている。ハードフォークによりBSV(2018年)やeCash(2020年)へと分裂した経緯があり、コミュニティは複数に分散しているが、BCH本体は低手数料・大容量ブロック・長期稼働実績を武器に、国際送金や店舗決済の実用領域で根強く利用されている。
価格推移と主要イベント
2021年5月に月内高値1,650ドルの史上最高値圏へ到達した後、2022年12月には95ドル付近まで下落。2024年3月のBTC現物ETF承認相場で月内高値693ドルまで反発したが、2026年4月時点では440ドル前後で推移している。
BCH価格推移と主要イベント(USD)
将来性のポイント
- BTCと同期する半減期サイクルによる供給圧縮と、BTC相場への連動期待
- 2023年CashTokens実装によるスマートコントラクト・トークン発行機能の獲得
- 32MBの大容量ブロックと極めて低い手数料による決済インフラとしての優位性
- 国内主要取引所で広く取り扱われており、流動性が確保されている
- 老舗銘柄としての知名度と、決済事業者・ATMネットワークへの組み込み実績
投資前に知っておきたい注意点
- DeFi・NFT等の成長テーマから外れやすく、新規ナラティブが乏しい
- 過去のハードフォーク(BSV・eCash)でコミュニティと開発資源が分散した経緯がある
- 2021年の史上最高値からの戻りが鈍く、長期値上がり期待は限定的との見方が強い
- BTCの機能拡張(Taproot・L2)が進むにつれ、BCHとの差別化要因が薄れる懸念がある