ポリゴン(MATIC)とは
ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムのスケーリング課題を解決するために設計されたレイヤー2ソリューション「Polygon」のネイティブトークン。2019年にインド発のチームが「Matic Network」として立ち上げ、後に「Polygon」へ改称した。イーサリアムの高いガス代・低速というボトルネックを補うサイドチェーン型のネットワークとして急速に普及した。
最大の強みは、イーサリアムと高い互換性を保ちつつ取引コストを大幅に引き下げた点にある。Aave・Uniswap等の主要DeFiプロトコルがPolygon上でも展開され、Nike・Starbucks・Instagram・Redditなど大手ブランドがNFT基盤としてPolygonを採用している。2024年には「Polygon 2.0」構想のもと、ネイティブトークンをMATICからPOLへ1:1で移行。POLは複数チェーン(Polygon PoS・zkEVM・Supernets等)を統合するハブ通貨として設計されており、MATIC時代の上限1億枚から年率2%のインフレ設計へ変更された。
価格推移と主要イベント
2019年4月のBinance上場時は月内高値0.01ドル・終値0.004ドルで取引が始まり、2021年12月に月内高値2.92ドルの史上最高値を記録した。2022年6月には0.3ドル台まで下落し、2023年2月に1.5ドル台へ反発。2024年9月にMATIC→POLのリブランドが実行され、BinanceのMATIC/USDTは取引停止となった。以降の価格推移はPOLのチャートで確認する必要がある。
MATIC価格推移と主要イベント(USD)
将来性のポイント
- Polygon 2.0構想で複数チェーン(PoS・zkEVM・Supernets)を統合するハブ通貨へ進化
- Nike・Starbucks・Instagram・Reddit等、ブランドNFTでの採用実績が豊富
- ゼロ知識証明(ZK)系ロールアップ「Polygon zkEVM」への投資で次世代L2を狙う
- アジア・インド圏で開発者コミュニティが厚く、グローバル展開が進んでいる
投資前に知っておきたい注意点
- 2021年高値からの下落幅が大きく、長期的な戻り売り圧が残る
- Arbitrum・Optimism・Base等のRollup型L2との競合が激化し、相対的シェアが低下傾向
- MATIC→POL移行により、最大発行上限が撤廃され年率2%のインフレ設計へ変更された
- 取引所によってMATIC/POLの対応状況が異なり、情報が分断されやすい