オプティミズム(OP)とは
オプティミズム(OP)は、イーサリアムのOptimistic Rollup方式レイヤー2「Optimism Mainnet」のガバナンストークン。Optimism Foundationが中心となって開発するOP Stackは、Worldchain・Unichain等が採用するオープンソースL2フレームワークで、これらチェーンが相互運用する「スーパーチェーン」構想の基盤を担ってきた。ただし、かつてOP Stackを採用していた最大規模のBase(Coinbase)が2026年2月に離脱を発表しており、構想の求心力は転機を迎えている。EVM完全互換で、イーサリアム向けdAppをほぼそのまま低コストで利用できる。
OPトークンの主用途はOptimism Collectiveのガバナンス投票で、プロトコル変更・財庫資金配分・RPGF(公共財向け遡及資金配布)等の決定に使われる。ネットワーク手数料はETH建てで支払われる点が価格形成上の特徴。
価格推移と主要イベント
2022年6月のBinance上場・エアドロップ配布で取引開始。2024年3月にはビットコインETF後のアルト相場とスーパーチェーン拡大期待で高値4.87ドルのATHを記録した。その後は継続的なアンロック売り圧とL2競争激化で長期下落し、2026年3月には0.10ドル割れまで下げた後、2026年5月時点では0.12ドル前後で推移している。
OP価格推移と主要イベント(USD)
OPの将来性のポイント
- OP Stackを採用するWorldchain・Unichain等スーパーチェーンの拡大
- EVM完全互換で既存イーサリアムdAppの受け皿となる広いエコシステム
- RPGFによるエコシステム開発者インセンティブ設計
- Fault Proof実装進展による信頼性向上
- Optimism財団の大規模財庫による戦略的資金配分
投資前に知っておきたい注意点
- OPはガバナンス専用でネットワーク手数料はETH建て(実需の紐付けが弱い)
- 2023年5月から続くチーム・投資家分のアンロック売り圧
- ARB・Base・zkEVM系L2との競争激化
- スーパーチェーン拡大の収益還元はOP保有者に直接届きにくい構造(最大規模だったBaseは2026年2月にOP Stack離脱を発表)
- イーサリアムL1のガス代低下はL2需要を削ぐ側面がある