アービトラム(ARB)とは
アービトラム(ARB)は、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューション「Arbitrum One / Arbitrum Nova」のガバナンストークン。Offchain Labsが開発するOptimistic Rollup方式により、イーサリアムのセキュリティを継承しつつ低手数料・高スループットの取引環境を提供している。EVM互換でイーサリアム向けdAppをほぼそのまま移植できるため、DeFi・NFT・ゲーム領域で幅広く採用されている。
ARBトークンの主な用途はArbitrum DAOのガバナンス投票で、プロトコル変更やArbitrum財団・DAO財庫の資金配分に関する決定権を持つ。ネットワーク手数料はETH建てで支払われる点が、ARBの価格形成上の特徴となっている。
価格推移と主要イベント
2023年3月のエアドロップ配布・Binance上場で取引開始。2024年1月のレイヤー2ブームで高値2.42ドルのATHを記録した後は、継続的なトークンアンロックとL2競争激化で長期下落が続いた。2026年3月には安値0.085ドルまで下げた後、直近4月時点では0.1ドル前後での推移となっている。
ARB価格推移と主要イベント(USD)
ARBの将来性のポイント
- Optimistic Rollup系L2でTVL首位級を維持
- EVM完全互換で既存イーサリアムdAppの受け皿となる広いエコシステム
- Arbitrum Novaによるゲーム・ソーシャル向け低コスト運用
- Stylus(Rust/C++対応)等の開発者拡張による差別化
- DAO財庫の規模が大きく戦略的な資金配分が可能
投資前に知っておきたい注意点
- ARBはガバナンス専用でネットワーク手数料はETH建て(実需の紐付けが弱い)
- 2024年3月から段階的に続くチーム・投資家分のアンロック売り圧
- Base・Optimism・zkEVM系L2との競争激化
- ATHから大幅下落しており戻りが限定的
- イーサリアムL1のガス代低下はL2需要を削ぐ側面がある