ジリカ(ZIL)とは
ジリカ(Zilliqa、ZIL)は、シャーディングを世界で初めて公開ブロックチェーンに実装したと発表しているレイヤー1ブロックチェーン。2019年1月31日にメインネットが稼働した。シャーディングとは、ネットワークを複数のグループ(シャード)に分割して取引を並列処理する技術で、ノードが増えるほど処理能力が高まる設計を狙う。シンガポールの研究者らが立ち上げ、ブロックチェーンのスケーラビリティ(拡張性)問題への解決策として注目を集めた。
ZILはネットワークのガス代(手数料)支払い、ステーキング、ガバナンスに使われる。当初はイーサリアム上のERC-20トークンとして発行されたが、2020年に独自チェーンへトークンを移行した。近年はスマートコントラクト機能を強化する「Zilliqa 2.0」へのアップグレードを進めている。
価格推移と主要イベント
2019年のメインネット稼働後、上場初期は0.017ドル前後で取引された。2021年の強気相場で月内高値0.257ドルの史上最高値圏を付け、2022年初にも0.22ドル台まで反発したが、その後は水準を大きく切り下げ、2026年6月時点では0.003ドル前後で推移している。
ZIL価格推移と主要イベント(USD)
ZILの将来性のポイント
- シャーディングを公開ブロックチェーンで初めて実装した技術的な先駆性
- Zilliqa 2.0など、スマートコントラクト基盤としての継続的なアップグレード
- ガス代・ステーキング・ガバナンスという明確なトークン用途
- ノード数の増加に応じて処理能力が高まることを狙うスケーラビリティ設計
投資前に知っておきたい注意点
- 2021年高値からの下落幅が大きく、戻り売り圧力が残りやすい
- 発行上限が210億ZILと多く、報酬発行によるインフレ圧力が意識される
- 高速・低コストを掲げるレイヤー1は数多く、差別化の維持が課題
- 技術的な先駆性が、必ずしも採用・エコシステムの規模に直結していない