ヘデラ(HBAR)とは
ヘデラ(HBAR)は、一般的なブロックチェーンとは異なる「ハッシュグラフ(hashgraph)」という分散台帳技術を採用したネットワークのネイティブトークン。ブロックを一列に連ねる代わりに、「ゴシップ・アバウト・ゴシップ」と呼ばれる情報伝播と仮想投票によって合意を形成し、非同期ビザンチン障害耐性(aBFT)という高い安全性を保ちながら、高速・低コストな取引を目指している。
特徴的なのは運営体制で、Google・IBM・LG・Dellといった世界的な大企業などが参加する「運営評議会(Governing Council)」が初期ノードの運営やソフトウェアの方針決定を担う。中央の単一主体に依存しない一方、大企業による安定運営を重視した設計で、企業の決済や記録、実世界資産(RWA)の管理といったエンタープライズ用途を志向している。
価格推移と主要イベント
2019年9月のBinance上場時は0.03ドル台で取引が始まり、2021年9月には月内高値0.576ドルの史上最高値圏まで上昇した。弱気相場で2022年12月に0.035ドル付近まで下落した後、2024年末には0.39ドルまで急騰。2026年6月時点では0.08ドル前後で推移している。
HBAR価格推移と主要イベント(USD)
HBARの将来性のポイント
- Google・IBM・LGなど大企業が参加する運営評議会による安定運営と知名度
- ハッシュグラフによる高速・低コストかつaBFT準拠の高い安全性
- 企業決済・RWA・トークン発行などエンタープライズ向けユースケースを志向
- 2025年に米国でHBARの現物ETFが上場し、機関投資家向けの経路が広がりつつある
投資前に知っておきたい注意点
- 運営評議会による管理体制は「分散性が低い」と見なされることがある
- 発行上限(500億HBAR)の多くが未流通で、放出スケジュールが供給増要因になりうる
- エンタープライズ採用が価格にどこまで反映されるかは継続的な確認が必要
- 価格は暗号資産市場全体の地合いに左右されやすい