テゾス(XTZ)とは
テゾス(XTZ)は、2018年にローンチされたPoSブロックチェーンのネイティブトークン。最大の特徴は「自己進化(self-amendment)」と呼ばれる仕組みで、ハードフォーク(チェーン分岐)を伴わずにオンチェーンの投票でプロトコル自体をアップグレードできる点にある。
コンセンサスにはLiquid Proof-of-Stake(LPoS)を採用し、「ベイキング(baking)」と呼ばれるステーキングでネットワークの取引を承認する。保有者は自らベイカーになるか、トークンを委任して報酬を受け取れる。スマートコントラクト言語にはフォーマル検証(数学的な正しさの証明)に適したMichelsonを採用し、近年はEVM互換のLayer2「Etherlink」など、外部エコシステムとの接続を広げる取り組みも進んでいる。
価格推移と主要イベント
2019年9月のBinance上場時は1ドル前後で取引が始まり、2021年10月には月内高値9.17ドルまで上昇して史上最高値圏を形成した。その後は弱気相場で大きく調整し、2022年12月には0.7ドル付近まで下落。2024年11月に一時1.87ドルまで反発したものの、2026年6月時点では0.25ドル前後で推移している。
XTZ価格推移と主要イベント(USD)
XTZの将来性のポイント
- ハードフォーク不要の自己進化により、アップグレードを継続的に重ねやすい設計
- オンチェーン・ガバナンスで保有者が直接プロトコル変更を決められる
- フォーマル検証に適したMichelsonで、セキュリティを重視する用途と相性が良い
- EVM互換Layer2「Etherlink」など、外部エコシステムとの接続を広げる動きが進む
投資前に知っておきたい注意点
- 2021年高値からの下落幅が大きく、戻り売り圧力が継続しやすい
- 発行上限がなく、ベイキング報酬として年率インフレが続く
- DeFi・NFTのエコシステム規模では主要L1に見劣りするとの指摘がある
- 技術面の評価が価格や利用拡大に結びつくかは継続的な確認が必要