ザ・グラフ(GRT)とは
ザ・グラフ(The Graph)は、ブロックチェーン上に散らばるデータを検索・取得しやすく整理する分散型のインデックス(索引化)プロトコル。「ブロックチェーンのGoogle」とも呼ばれ、dApps(分散型アプリ)が残高・取引履歴・DeFiの統計などを素早く表示するための土台となっている。
開発者は「サブグラフ」と呼ばれるオープンなAPIを作り、どのデータをどう索引化するかを定義する。ネットワークはGRTをステーキングしてデータを索引化する「インデクサー」、価値あるサブグラフを示す「キュレーター」、インデクサーに委任する「デリゲーター」などの役割で支えられている。GRTはこれらの役割への報酬や検索料金の支払いに使われる。
価格推移と主要イベント
2020年12月のBinance上場時は0.35ドル前後で、2021年2月には月内高値で約2.88ドルまで上昇し史上最高値を付けた。その後は長期の下落基調が続き、2024年3月に一時0.49ドルまで戻したものの、2026年6月時点では0.03ドル前後で推移している。
GRT(ザ・グラフ)価格推移と主要イベント(USD)
GRTの将来性のポイント
- dApps開発に欠かせないデータ索引化を担うインフラ的な役割
- サブグラフを通じて多様なチェーン・プロトコルのデータに対応
- ステーキングやキュレーションでネットワークに参加できる
- 利用量に応じたバーンで供給インフレを抑える設計
投資前に知っておきたい注意点
- 2021年の高値から大きく下落しており、戻り売り圧力が残りやすい
- インフラ系のため、価格を動かす材料が一般利用者には分かりにくい
- 年約3%の新規発行による希薄化の影響を受ける
- データ取得を担う他サービスとの競合がある