ベーシックアテンショントークン(BAT)とは
ベーシックアテンショントークン(BAT)は、プライバシー重視のWebブラウザ「Brave」を中心とした広告エコシステムで使われるERC-20トークン。Braveは、JavaScriptの開発者でMozilla(Firefox)の共同創設者でもあるBrendan Eich氏が立ち上げたプロジェクトで、デフォルトで広告やトラッカーをブロックする点が特徴である。
BATの根底にあるのは「ユーザーの注目(アテンション)」を価値として扱う発想だ。Braveでは、プライバシーに配慮した広告を見ることを選んだユーザーがBATを報酬として受け取れる「Brave Rewards」の仕組みがあり、受け取ったBATは好きなクリエイターやサイトへの投げ銭にも使える。広告主・ユーザー・クリエイターの三者をトークンで結び、従来の広告モデルを見直そうとするプロジェクトである。
価格推移と主要イベント
2021年は暗号資産市場全体の上昇とBraveの普及を背景に大きく値を伸ばし、11月には月内高値1.93ドルの史上最高値を記録した。その後は弱気相場で調整し、2022年12月には0.16ドル付近まで下落。2024年11月に一時0.33ドルまで反発したものの、2026年6月時点では0.09ドル前後で推移している。
BAT価格推移と主要イベント(USD)
BATの将来性のポイント
- プライバシー重視ブラウザBraveの利用拡大が、そのままBATの需要につながる設計
- 広告主・ユーザー・クリエイターをトークンで結ぶ、従来とは異なる広告モデルの試み
- 総供給量が固定されており、インフレ発行による希薄化がない
投資前に知っておきたい注意点
- 用途がBraveのエコシステムに集中しており、ブラウザの普及ペースに価値が左右されやすい
- 2021年のATHから大きく下落しており、戻り売り圧力が意識されやすい
- Web広告市場は大手プラットフォームの影響が大きく、エコシステム拡大には時間を要する可能性がある