ステラルーメン(XLM)とは
ステラルーメン(XLM)は、2014年にJed McCaleb氏(Ripple・Mt.Gox共同創業者)らが立ち上げた**国際送金・クロスボーダー決済向けブロックチェーン「Stellar」**のネイティブトークン。非営利団体Stellar Development Foundationが開発を主導しており、銀行口座を持たない新興国の人々への金融包摂(Financial Inclusion)を掲げている。
独自のSCP(Stellar Consensus Protocol)により取引は3〜5秒で確定し、手数料は1取引あたり約0.00001 XLMと極めて安い。ネットワーク上では法定通貨・ステーブルコイン・資産トークンを自由に発行でき、XLMは手数料支払い・スパム防止の担保として機能する。Circle社のUSDC・MoneyGram・IBM World Wire等との提携実績があり、CBDC(中央銀行デジタル通貨)やRWA領域での採用事例も増えている。2024年稼働のスマートコントラクト環境「Soroban」により、DeFi・RWAの用途も拡張されつつある。
価格推移と主要イベント
2018年5月のBinance上場後、2021年5月に月内高値0.80ドルの高値圏へ到達した。2022年12月には0.07ドル付近まで下落したが、2024年11月の米大統領選後の暗号資産高で月内高値0.64ドルまで反発。2026年4月時点では0.17ドル前後で推移している。
XLM価格推移と主要イベント(USD)
将来性のポイント
- 国際送金・CBDC・RWA(実物資産トークン化)領域での企業・中央銀行との連携実績
- Circle(USDC)・MoneyGram・IBM等との提携による実需ベースの採用
- 2019年のバーン以降、発行上限500億枚の固定供給モデル
- Soroban(2024年稼働のスマートコントラクト機能)によるDeFi・RWA拡張性
- 手数料が極めて安く、送金・決済のユースケースで実用水準に達している
投資前に知っておきたい注意点
- Ripple(XRP)と機能が類似し、ナラティブ・投資家層が重複しやすい
- 流通量が約300億枚と多く、価格上昇には大きな時価総額の上積みが必要
- 2018年の史上最高値(約0.93ドル)からの戻りが鈍く、長期保有の含み損リスクがある
- 国際送金はステーブルコインやL2送金等の競合が多く、XLM固有の優位性が揺らぎやすい