リップルとは
XRP(リップル)はRipple社が推進する国際送金特化の暗号資産。処理速度は3〜5秒、手数料は1円以下という高速・低コスト性が特徴で、銀行や送金サービスとの提携に強みを持つ。コンセンサスアルゴリズムにはPoWやPoSではなく独自の「XRP Ledger」を使用しており、エネルギー消費が極めて少ない。
2020年12月のSECによる証券法違反訴訟という大きな逆風を乗り越え、2025年に双方が控訴を取り下げて訴訟が終結した(1.25億ドルの制裁金と機関投資家向け販売の差止命令は維持)。規制の不透明感が後退し、2025年11月には米国で複数のXRP現物ETFが上場・取引開始している。日本国内でも取扱取引所が多く、個人投資家に馴染みの深い銘柄のひとつ。
価格推移と主要イベント
2018年1月に3.84ドルの初ATHを記録後、2020年12月のSEC訴訟で急落。2025年の訴訟終結を受けて急騰し、2025年7月には約3.65ドルで史上最高値を更新した。規制リスクの後退が価格を大きく動かした典型例といえる。
XRP価格推移と主要イベント(USD)
XRPの将来性のポイント
- SEC訴訟の終結で規制リスクが低下(制裁金と機関投資家向け販売の差止命令は維持)
- 2025年11月にCanary・Bitwise・Franklin Templeton(XRPZ)・Grayscale(GXRP)の現物ETFが米国で上場・取引開始済
- ステーブルコインRLUSDの展開でエコシステムが拡大
- RWA(現実資産トークン化)の決済基盤としての活用が進む
- 銀行・金融機関との提携実績が蓄積されている
投資前に知っておきたい注意点
- Ripple社によるエスクロー放出が継続的な売り圧力になりうる
- 中央集権的な設計への批判があり、分散型を重視する層には敬遠される
- 他の暗号資産と同様、価格変動は非常に大きい
- 訴訟リスクは低下したが、今後の規制動向には引き続き注意が必要