イーサ(ETH)とは
イーサ(ETH)は、2015年にヴィタリック・ブテリンが開発したスマートコントラクト・プラットフォーム「イーサリアム(Ethereum)」のネイティブトークンです。イーサリアムがブロックチェーン・プラットフォームの名称、イーサ(Ether/ETH)がその上で使われるトークン名という関係になります。日本の取引所では「イーサリアム」をトークン名としても扱う慣習がありますが、技術的にはこの2つは区別されます。
イーサは単なる決済通貨ではなく、スマートコントラクトをブロックチェーン上で実行するためのガス代(取引手数料)として使われ、DeFi(分散型金融)・NFT・DAO といった分散型アプリケーション(dApps)の大半がイーサリアム基盤で動いています。
2022年9月の「The Merge」でイーサリアムは PoW から PoS へ移行し、エネルギー消費を約99%削減しました。ETH はバリデータ報酬として発行されつつ、取引手数料の一部が「バーン(焼却)」される仕組みにより、需要が高い時期はデフレ的に動くことがあります。2024年7月には現物 ETF も米国で取引開始となり、機関投資家の参入が進んでいます。
価格推移と主要イベント
2018年のICOバブル崩壊、2022年のThe Mergeによる技術的マイルストーン、2024年7月の現物ETF承認を経て機関投資家の参入が本格化した。2024年12月に4,600ドルの直近高値を記録したが、2026年3月時点では約1,800ドルまで調整している。
ETH価格推移と主要イベント(USD)
イーサ(ETH)の将来性のポイント
- 現物ETF承認で機関投資家の参入が本格化
- L2チェーン(Arbitrum・Optimism・Base)のエコシステムが拡大中
- RWA(現実資産トークン化)の基盤として銀行・ファンドが活用
- EIP-1559のバーンメカニズムで需要増加時に供給量が減少
- イーサリアムの今後のアップグレードによるさらなる性能向上が予定
投資前に知っておきたい注意点
- SolanaやAvalancheなど高性能L1との競争が激しい
- 混雑時のガス代高騰は依然として課題(L2利用が前提)
- 競合チェーンに開発者・ユーザーが移行するリスクがある
- 価格変動はBTCと同等かそれ以上に大きい