ポリゴン(POL/旧MATIC)とは
ポリゴン(POL)は、イーサリアムのスケーリング(処理能力の拡張)を担うPolygonネットワークのネイティブトークン。2024年9月4日に、それまで使われていたMATICから1:1の比率で移行が始まり、Polygon公式によると移行はおおむね完了している。
POLはまず、Polygon PoS(旧Matic Network)のガス代支払いとバリデータのステーキングに使われる基軸トークンとしての役割を引き継いだ。さらにPolygonは、複数のチェーンを1つの相互運用レイヤーで束ねる「AggLayer(アグリゲーションレイヤー)」構想を掲げており、POLは将来的にこのマルチチェーン環境全体のセキュリティを支えるトークンへと用途を広げることが想定されている。
価格推移と主要イベント
ポリゴンは旧トークンMATIC時代を含めると2019年から取引されており、2021年12月にはMATICが高値2.92ドルの史上最高値を記録した。2024年9月にMATICからPOLへ1:1での移行が始まり、移行後は0.4ドル前後から一時0.77ドルまで上昇したものの、その後は暗号資産市場全体の調整やLayer2間の競争を背景に水準を切り下げ、2026年6月時点では0.08ドル前後で推移している。下のチャートはMATIC時代からの価格を連続して表示している。
POL(旧MATIC)価格推移と主要イベント(USD)
POLの将来性のポイント
- Polygon PoSのガス代・ステーキングを担う基軸トークンとしての継続的な需要
- 複数チェーンを束ねるAggLayer構想が進めば、トークンの用途が単一チェーンの枠を超えて拡張される
- イーサリアムのスケーリング需要を背景に、決済・ゲーム・実世界資産(RWA)など幅広いユースケースで採用実績がある
投資前に知っておきたい注意点
- MATICからの移行を経ても価格は弱含みで、戻り売り圧力が意識されやすい
- ArbitrumやOptimism、各種ZK系チェーンなどLayer2・スケーリング領域の競争が激しい
- トークン設計上は新規発行(エミッション)が継続するため、需要が供給増を上回る必要がある
- AggLayer構想は段階的な実装途上であり、計画通り進むかは継続的な確認が必要